「任せる」から「共創」へ
― 新生IDECのRPO活用と採用力の進化

IDEC株式会社

総務人事部門 

上席執行役員 経営戦略企画担当 吉見 晋一 氏

経営戦略企画本部 人事総務部 シニアマネージャー 藤山 薫 氏

 

IDEC株式会社は、大阪に本社を置く制御機器メーカーで、主に工場や設備の安全性・効率性を高めるスイッチやリレー、センサー、HMI(表示操作機器)などを開発・製造しています。「人と機械の最適環境を創造し、世界中の人々の安全・安心・ウェルビーイングを実現すること。」を理念に掲げ、安全性を重視した製品づくりに強みを持ち、国内外のものづくり現場で広く活用されています。グローバルに事業を展開し、産業の自動化・省人化の進展にも貢献しています。


2025年に「新生IDEC」として新たな採用フェーズを迎え、戦略的な採用を目指す上席執行役員の吉見氏と、経営戦略企画本部の藤山氏にお話を伺いました。

変革期における意思決定 ― 新生IDECのRPO活用の背景

吉見 晋一氏
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吉見 晋一氏

──RPOを導入された経緯について教えてください。 

 

藤山氏:

当社はもともと自前主義ではなく、「餅は餅屋」という考えのもと、良きパートナーと提携しながらビジネスを進めていくスタンスでした。採用についても、経営戦略企画本部の管掌下にあることから、戦略的に取り組んでいこうという強い意志がありました。

 

吉見氏:

一方で、幹部クラスの採用においては、市場の把握やエージェントの使い分けなど、社内リソースだけでは対応が難しい部分もあると感じていました。加えて、採用には波があるため、ピークに合わせた人員配置が課題となり、一定量を超える部分については外部に委託し、一時期は別のRPOを活用して採用活動を進めていました。

 

藤山氏:

2024年度には、経営判断により外部採用を一度停止し、既存社員の構造改革を進めたタイミングでRPO契約も終了しました。その後、2025年度に、新生IDECとして新たな方向性を共に歩むメンバーを採用するにあたり、自社の知見だけでは難しいとの判断から、再度RPOの導入を決定しました。
過去に利用していたRPOへの再委託も検討しましたが、「過去にこだわらない」という新生IDECのコンセプトのもと、改めてフラットな視点で情報収集を行い、パートナー選定を進めました。
 

──JAC RPOに決定した理由をお聞かせください。

 

藤山氏:

まず、価格面も理由の一つでした。定額制である点は、予算管理の観点で非常に明瞭であり、将来の見通しを立てやすいと感じました。
また、商談時の率直なコミュニケーションも印象的でした。他社はポジティブな説明が多く、実態がやや見えにくい部分もありましたが、JAC RPOは、まだ立ち上げフェーズにあることや、体制も拡充の途上であることを正直に共有いただきました。RPOとしては新しい取り組みかもしれませんが、人材紹介として確立されたブランドをもつ企業が変革に取り組んでいる点に共感し、同じマインドで新しいものを築いていけると感じたことが決め手になりました。

組織理解から始まる採用 ― RPOとの共創プロセス

―─RPO導入により目指した姿は?

 

藤山氏:

エージェント比率やリファラル数といった数値の指標よりも、「良い人材を採用すること」が最も重要だと考えていました。当社における「良い人材」とは、スキルの多さではなく、一人で複数人分のパフォーマンスを発揮できる方を指します。そのため、数よりも質を重視しています。

―─その中でRPOに期待したことは?

 

吉見氏:

優秀な人材は転職市場に多く出てくるわけではありません。そのため、タイミングを逃さず、その方の市場における希少性を見極めた上でアプローチすることが重要だと感じています。
しかし、それを社内だけで担うには、マンパワーの面でもノウハウの面でも難しさがあります。JAC RPOには、プロフェッショナルとして希少性を察知し、適切なタイミングでのアプローチを実現していただけることを期待していました。

―─RPO導入前に心配だった点はありましたか?

 

藤山氏:

当社に合う人材像について、どのようにすり合わせができるのかという点は手探りで、唯一の懸念点でした。当社自身も「当社の雰囲気はこうです」と明文化しているわけではなく、部署ごとにも微妙に違いがあります。そのため、内部の理解がどのように進むのかという点に懸念がありました。

―─実際に導入してみていかがでしたか?

 

藤山氏:

想像以上にプロフェッショナルな支援だと感じました。担当の方は自然に組織に溶け込みながらも、冷静な視点で状況を捉えており、短期間で当社の組織や雰囲気をしっかりと把握していただいていると感じました。

社内評価が証明する実力 ― RPO継続・拡大の背景

藤山 薫氏
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藤山 薫氏

他社RPOも活用されたことがある中で、違いは感じましたか?

 

藤山氏:

大きな違いがありました。他社では関与範囲が限定的であり、Hiring Managerや私との接点も少なかったため、面接時の温度感や求人理解について、課題を感じる場面もありました。

 

吉見氏:

一方で、貴社は面接への同席や、各エージェントとのコミュニケーションなど、非常に細やかに対応してくださっており、その業務量には正直驚いています。また、社内からも「以前のRPOに戻したい」という声はなく、その点からも評価の高さを感じています。

今期、弊社メンバーを追加でアサインいただきましたが、背景にはそのような評価の影響もあるのでしょうか?

 

藤山氏:

そうですね。その評価があったからこそ、今期のスムーズな体制拡大につながったのだと思います。採用計画の拡大に伴い、体制強化の必要性が高まる中で、RPOの拡充についても前向きに検討されました。2025年度にご支援いただいた実績と評価が、社内にしっかりと共有・認知されていたことが、その背景にあると感じています。

採用力の内製化に向けて ― RPOとともに歩む次のステージ

―─RPO導入後、どのような変化がありましたか? 

 

吉見氏:

採用計画が右肩上がりで増えている中で、数値では表しにくい部分での変化が非常に大きいと感じています。例えば、当社の採用ポリシーを深く理解したうえで進めていただいている点は大きな価値です。担当役員は経営視点から、各ポジションに対して難易度の高い要望を持っていますが、そうした言語化しきれない細かなニュアンスまで汲み取りながら進めていただいていると感じています。

 

藤山氏:

社内においても、こうした上位方針を理解し、自身の担当領域に落とし込むことは難しい中で、RPOの皆様には円滑かつ的確なコミュニケーションを通じて支えていただいています。

採用プロセス全体を俯瞰しながら進めていただいている点も非常に印象的で、部門からも、採用をリードする存在として認識されています。

―─JAC RPOへのご要望や期待値についてお聞かせください。 

 

吉見氏:

現在は、RPOに多くをお任せしている状況で、当社自身の採用力という観点では課題も感じています。今後は、より深いレベルで意見交換やすり合わせができる関係性を築いていくことで、より大きな相乗効果が生まれると考えています。そのため、これまで培ってこられたナレッジについては、ぜひ当社内にも共有・展開を進めていただけることを期待しています。

 

藤山氏:

現在は、新卒採用の経験を持つ社員を新たな担当として配置し、エージェントとの打ち合わせへの同席や、書類選考の見極め方、面接同席による温度感の把握など、実務を通じたナレッジ共有を進めていただいています。今後も継続してご支援いただければと思います。

―─RPOを検討している企業様へのメッセージがあればお願いいたします。

 

藤山氏:

RPOを導入することで、工数削減といったメリットはイメージしやすい一方で、「自社に合う人材を採用できるのか」「自社が求める採用が実現できるのか」といった点に疑問を持つ企業様も多いのではないかと思います。
私たちとしては、RPOはさまざまな企業の採用に携わってきたプロフェッショナルであり、企業ごとの特徴や文化を理解しながら採用を進めていただけるので、その点は安心してお任せできるとお伝えしたいですね。

 

吉見氏:

社内にいると、自分たちの特徴や強みは意外と見えにくいものですが、RPOは業界全体の視点を踏まえながら、当社の特徴も的確に捉えてくれています。さらに、社員自身が気づいていない魅力や強みを客観的に見出してくれる点も、外部パートナーであるRPOならではの価値だと感じています。

 

 

―─最後に、どのような方に入社してほしいですか? 

 

吉見氏:

現在、当社は変革期にありますので、チャレンジ精神を持って主体的に取り組んでいただける方にぜひお越しいただきたいと考えています。

 

藤山氏:

グローバルと一言でいってもさまざまな捉え方があると思いますが、当社では、各エリアのメンバーとフラットに議論しながら最適解を導いていくことを大切にしています。そうした環境の中で主体的に働きたい方には、ぜひご応募いただければと思います。

 

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