マレーシア:柔軟な職場環境提供が採用のカギ

求人数前年同期比:85%
求人数前期比(過去3年):

2021年

2022年

2023年

2024年

10~12月

1~3月

4~6月

7~9月

10~12月

1~3月

4~6月

7~9月

10~12月

1~3月

4~6月

7~9月

104%

105%

105%

131%

61%

132%

78%

111%

87%

118%

88%

94%

<国内情勢>

マレーシア経済は2024年7~9月期のGDP成長率を3.3%とし、その回復力を示しました。この成長は、安定したインフレ率、堅調な労働市場、堅調な金融市場、高い国民貯蓄に支えられたものです。製造業は依然低迷しているものの、回復の兆しが見え始めています。

<企業の採用動向>

データセンター、デジタルトランスフォーメーション、自動化技術への投資が大きく推進されており、人工知能(AI)、自動化、テクノロジーに関するスキルが強く求められています。企業は従来の学位や資格よりも、需要のある特定のスキルに焦点を移しつつあります。同時に、企業は従業員との良好な関係構築と、従業員の全体的な経験の向上を優先しており、スキルギャップを埋め、労働力を強化するために積極的なスキルアップの取り組みを行っています。

<求職者の動向>

求職者の優先事項は、引き続き福利厚生、ワークライフバランス、働きやすい職場環境となっています。サステナビリティ経営を打ち出し、企業の社会的責任を雇用慣行に組み込む企業が増えていることからも、その影響がうかがえます。従業員に柔軟な働き方を提供するということで、リモートワークのトレンドが引き続き支持されています。

Nick Taylor

JAC Recruitment マレーシア法人 社長
Nick Taylor

■JAC Recruitment マレーシア 概要
https://www.jacgroup.com/jp/locations/malaysia

■JAC Recruitment マレーシア 転職サイト
https://www.jac-recruitment.my/ja

【ジェイ エイ シー リクルートメント アジア各社の求人数増減一覧】

前期(2024年4~6月)比

前年同期比

シンガポール

72%

60%

マレーシア

94%

85%

タイ

107%

78%

インドネシア

107%

130%

ベトナム

89%

64%

韓国

85%

41%

インド

95%

129%

日本(※)

92%

94%

※日本企業の海外事業関連求人
注)アジア各社の求人数については、アジア各社が意図的に講じた戦略(高額帯年収の求人やスペシャリスト層求人に特化するなど)により、増減する場合もあります。そのため、アジア各社の求人数の増減は、各社の業績を直接反映するものではありません。